9月中旬
わりと穏やかな天気の続いている飯綱東高原。 台風の足音が近づいているけれど、きっと今回もアルプスが守ってくれるはず。 そんなこんなで又三郎。 なにやら誰かがテラスの方で、大きなディジュリジュを引っ張り出してずっと何かを唱えている 「おいしいもの~食べたいよ~」 本当に感心するくらい食べものの事ばかり考えているミキトは、今日も元気がありあまっている様子。 お手伝いにはイタリア人カップルのトマゾとジュリア。 イタリアからの旅人は初めてだったのでそれを伝えると、旅の間に他の人からもよく言われたそう。 「イタリア人はあまりよそへは行かないんだ。となりのフランス人はみんなよくどこかへ行くけどね。」 実際うちにもフランス人の旅人が一番多い。 おだやかな笑顔で何気なく言った彼のこの言葉が、何かずっと印象に残っていて、大事な何かが隠れているような…。 イタリアでは男性がよく動く(働く)と聞いたことがあったけど本当にそのとおりで、トマゾは台所仕事でも何でも積極的。ジュリアの手をあまり汚させまいといった感じ。 その間ジュリアはミキトとよく遊んでくれました。 うちの庭の小さな畑を見て興味深そうに聞いてきました 「これはナチュラルファーミング?」 二人は自然農もよく知っていて、聞けばヨーロッパでは福岡正信がちょっとしたムーブメントになっているらしい。 「気候が日本とはずいぶん違うから作物も違うと思うけど。でも最近は地球のどこも気候が変わってしまったよね。だからより自然農の技術が必要になるんだろうと思う。」 トマゾの出身はサルディーニャ島。 この島はきれいな海の観光地として一般的には知られているけれど、トマゾ曰く実は超古代の遺跡が非常に多いのだそう。 話しているとどうやらトマゾも“そちら”方面に興味があるらしいことがわかってしまい、二人で夜遅くまで話をしました。実に多くの怪しい話を。 どれだけ世界が、人間の力がファンタジックであったか。そしていかに僕たちはそれを見失ってしまったか。 でもそれは本当に取り戻せることが可能だと認識して、実践してみる。 今はまだ孤独になりやすい話題だけれど、やがて古いシステムの終わりともに必ずこの社会にとって必要になってくるはず。 特に子供たちにとって。 そんなわけで、見え隠れしている超古代文明の技術やイタリアの変人学者の本、そしてなにより、僕たちは繋がっていく必要があるという思いをシェアしてくれたのでした。 彼らもイタリアに帰ってから、自身の本質?と繋がるための勉強会やワークショップをひらく場所作りをするのだとか。 食からのアプローチもしてみたいからそのときは君たちを呼びたい、とも言ってくれました。 近い将来、サルディーニャの遺跡のある丘の上で地元の子供たちとミキト達が遊んでいるその時に、僕たちは高次の「彼ら」とコンタクトをとる… 秋晴れの下、ジュリアとミキトが遊んでる姿を見ていると、なんとなくそんな風景がふと思い浮かびました。 おそらく、そんな時にもトマゾは台所でパスタの皿を洗ってくれているのかもしれません。 自然保育コミュニティー「又三郎」 不定期(毎週だいたい木曜または金曜) 10:00くらい~お昼くらいまで 料金 無料 [email protected] 090-1736-2594 事前にご連絡ください。
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